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住宅ローン控除、1年目の手続きを1回で済ませるには?

 

 住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)を受けるには、その初年度に確定申告をすることが必要となります。給与所得のみの方は、「確定申告」になじみがなくちょっと腰が引けてしまうかもしれませんが、これを読めば大丈夫!!

 

 初年度の確定申告さえやっておけば、翌年以降は税務署から郵送されてくる申告書と借入先から取得する年末の借入残高証明書を会社に提出することで通常の年末調整だけで住宅ローン控除の適用を受けることができます。

 確定申告は郵送でもすることができますが、不備があれば税務署と何度もやりとりしなければならず、確定申告初心者にはあまりおすすめできません。

 確定申告は初めて、とにかく簡単に、一発ですませたい!という方には、以下の書類をもって税務署または確定申告会場へ!

 必要書類に不足さえなければ、一度ですみます。

 

 ①住民票の写し(各市町村役場)

 ②土地・建物の登記事項証明書(法務局)

 ③売買契約書・請負契約書の写し(不動産業者・住宅業者)

 ④住宅取得資金に係る借入金の年末残高証明書(借入先の金融機関)

 ⑤源泉徴収票の原本(勤務先)

 ⑥還付金を受ける通帳(税金還付を受け取る口座を記入するため)

 ⑦印鑑(認めでも可)

 

 以上、⑥点をもれなくもっていけばあとは税務署または確定申告会場にて手続きができます。①〜③は、購入し、継続して居住していることを確認するための書類、④は借入金をしていることを確認するための書類、⑤は所得金額の確認のために必要となります。

 

 少しでも前準備をして行きたいと思われる方は「確定申告書」と「住宅借入金等特別控除額の計算明細書」を前もって国税庁のHPなどから入手の上、書けるところだけでも記入してから行かれると尚手続きがスムースになるでしょう。

 手続き後、約1カ月程度で申請した銀行に税務署より還付が行われます。

 

 そもそも住宅ローン控除ってどんな制度?を読む

 

 

2014年02月24日

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