パートはいくらまで稼げばいいの?②
パートで働く妻は、どのくらい稼いだら一番得なの?また、夫の扶養に入りたいから103万円以上は稼ぎたくないのだけれども・・・と年末になるにつれてこのようなご質問を受けます。
パートで働く場合、3つの年収金額を覚えておくとよいと思います。
■年収93万円・・・住民税がかかるかどうかの基準
専業主婦のパート収入の場合、年収が93万円を超えると、住民税が課税されます。
静岡県の場合、住所所在地が静岡市、浜松市、沼津市、熱海市、伊東市、三島市、富士市、の方は96万5千円以下が均等割りの非課税基準となります。住所所在地が上記7市以外の市町の方は93万円以下が均等割りの非課税基準となります。
■年収103万円・・・所得税がかかるかどうかの基準
一番よく耳にする数字だと思います、これは所得税が課税されない上限です。
所得税の給与所得の計算をするときは、年収額から給与所得控除65万円と基礎控除38万円を引いて計算します。
年収103万円-給与所得控除65万円-基礎控除38万円=給与所得0円
となり、所得税がかかりません。夫の配偶者控除も受けられます。
103万円を超えると所得税が課税されますが、夫の年収が1,000万円以下ならば配偶者特別控除が使えます。141万円まで概ね5万円刻みで控除は少なくなります。
■年収130万円・・・社会保険の扶養から外れるかどうかの基準
妻の収入が130万円以下の場合は夫の扶養として夫の会社の健康保険に加入できます。
しかし、妻の収入が130万円を超えると妻の勤務先の健康保険に加入するか、国民健康保険に加入する必要があります。