銀行の窓口やATMに足を運ばずに会社のパソコンから振込手続きができ、振込手数料も安く済むといったことでインターネットバンキングやファームバンキングを利用されている企業様も多いことと思いますが、中小企業庁の「平成29年度 小規模事業者等の事業活動に関する調査に係る委託事業報告書」(2018年)では、小規模事業者におけるネットバンキングの利用率は27.4%という調査結果でした。
いまさらインターネットバンキング?と思われるかもしれませんが、経理の効率化を検討したい場合の一つとして考えていただければと思います。
インターネットバンキングは、インターネットの回線を通した金融機関との取引のサービスです。
(メリット)
・銀行に行かなくてよい。
・ほぼ24時間利用できる。
・手数料が抑えられる。
・携帯電話やスマートフォンから利用できるサービスが多くなってきている。
・全国銀行協会で不正利用に対しての補償がある。
・会計システムと連携しやすい。
(デメリット)
・セキュリティは高いが不正被害の不安感がある。
・ID、パスワードを忘れてしまうと利用できない。
・法人口座は月額利用料がかかる。
(インターネットバンキングを行っているほとんどの金融機関においては月額手数料がかかりますが、インターネット専業銀行(ネット銀行とも言う)では、月額手数料を不要としているところもあります。)
会社によって環境は異なりますが、社長様や個人事業主様が自ら経理業務も行っている場合、銀行の振込、入出金、会計システムの入力処理など大幅な時短に繋がります。
インターネットバンキングに対しての不安感、抵抗感があるかもしれませんが、セキュリティに関しては自らもウイルスソフトの対策を行い、不審なリンク、メールを開かない等注意することが必要です。
月額利用料はかかりますが、業務の効率化のためにもぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。