今回は、富士市にあるHINA-CAFEを経営する株式会社WISDOM 様（藁科社長）のご紹介です。社長様自らがこれまでの歴史やこだわりをお話下さいました。
富士市にあるHINA-CAFEは2005年にオープン。オープンから15年経った現在では、カフェの隣に「HINA-KAGU」（家具）「HINA-FUKU」（服）を併設し3つの業態となりました。そして今年2月には、静岡市に家具屋の2店舗目となる「HINA-KAGUSHIZUOKA」を新たにオープン。社長の藁科様と奥様が自ら店頭に立ち、スタッフの方数名と一緒に営業されています。
こちらが富士店の様子です。家具も服も、定番でスタンダードなものを置いています。セレクトの基準は変わりません。
HINA-CAFE店内
HINA-KAGU外観
HINA-FUKU店内
こちらが、今年2月にオープンしたHINA-KAGU静岡店です。
静岡店は、富士店から引き続きお取引のある家具メーカーに加えて新しいブランドも増えました。30坪程のワンフロアで、ゆったりと家具をご覧いただけます。
HINA-KAGUのはじまりは、一つの椅子との出会いから
藁科様夫妻がカフェをオープンする前のこと。カフェで使う家具を探していたとき、実家の倉庫から古い椅子を発見します。デザインが気に入り、この椅子をカフェの椅子として使うことにしました。同時期に、たまたま見たテレビ番組でカフェの椅子と同じものが紹介されていました。それを見てこの椅子の正体が「カリモク60」というシリーズの「Ｋチェア」であることがわかります。
なんとその「Kチェア」は、40年以上も前から愛知県のカリモク家具で作られており、そして今でも販売されていることを知るのです。
椅子のストーリーだけでなく、座面や肘掛けのパーツ交換ができることなど、長く使える家具であることにも衝撃を受け、カフェ業務と並行して、このKチェアを販売するカリモク60取扱店となりました。
カフェで過ごされた方から「この椅子が欲しい！」と問合せをいただけば、当時はカフェの中で家具のオーダーをとっていました。しばらくしてカフェの隣の物件が空いたことがきっかけで、本格的に家具を販売するスペースを作り、2011年にHINA-KAGU 富士店をオープンしました。
HINA-KAGUの魅力
HINA-KAGUでは、国内外の家具メーカーが作る「デザインがよく、価格のバランスが見合っていて、品質の良いもの」を選び、取り扱っています。家具は決して安いものではないかもしれませんが、接客の中でしっかりご説明して、みなさま納得してご購入いただいています。
ご来店されるお客様の中には、新築で家具を探されている方も多く、20～30代の子育て世代の方もいらっしゃいます。そんな中、デザインや価格、品質も納得いただけたけれど、「子どもがまだ小さいので、汚してしまうから…」と購入を諦める方も過去複数いらっしゃいました。
「メーカー毎にパーツ交換や修理はお受けしていますが、「汚れるから」と言われた経験が何度もあってとても歯痒く、なんとかできないかと随分考えました。」と藁科社長。
そこで、お店のサービスとして、椅子のクリーニングをやってはどうだろうか、と思い立ちます。その後、ビルメンテナンス協会に入会、椅子のクリーニングについて勉強し、家具販売後のアフターサービスとして、クリーニング業務をスタートさせました。
家具を求める方に、せっかく購入するならぜひ好きな椅子やソファを選んでもらいたい、そして万一汚れてしまってもクリーニング・メンテナンスをしながら、長く愛用してもらいたいと考え、比奈家具でご購入いただいた家具に関しては、全てクリーニング費用をいただいていません。
販売して終わりではなく、お客様とのお付き合いはそこからが始まりです。家具屋として責任を持って、お客様のところへ配達（組み立て・設置）をしています。使っていく中で困ったときは気軽に相談できる家具屋でありたいと思っています。
椅子のクリーニングをスタートして以降、今では家庭用のソファにとどまらず、店舗や旅館、公共施設などからも、出張の家具クリーニングの依頼をいただくようになりました。また、車のシートや、ゆるキャラの着ぐるみのクリーニングなど、クリーニング業務の広がりも生まれました。
全てはタイミングと柔軟性
藁科社長に今後の夢は？とお伺いしたところ「夢は持たないようにしています。」という答えが返ってきました。「“夢”というと、大きくなりすぎてしまうので、、、。人生その時その時で、何が起こるかわかりません。誠実にしっかり仕事をして、良いタイミングを見失わずに、その都度柔軟に動きながら、5年後の自分を楽しみに日々頑張っています。」とのお言葉に、目の前のチャンスを確実に掴んでこられた柔軟性と、行動力の高さが素晴らしいなと感じました。
グッドブリッジ税理士法人との付き合い
オープン時は個人事業主として自分で会計をまとめていたという藁科社長。法人成してからは他の事務所で見ていただいていたそうですが、数字をまとめて、はい終わり！という感覚を受け、会計の中身が見えてこなかったそうです。ちょうどその頃管理会計について学び、インターネットで検索したところ見つけていただいたのが当社でした。面談時の所長の雰囲気や明るさで、ぜひお願いしたい！と思っていただけたそうです。担当者の岩崎や古川については、数字を打ち込んで終わりではなく、お店の方向性も含め一生懸命やってくれるとお褒めのお言葉をいただきました。
担当古川より
カフェをはじめ何度か店舗に行かせていただいておりますが、どの店舗もおしゃれで居心地が良く、奥様、スタッフの方々も雰囲気があって素敵な方々なので、ついつい長居したくなるような空間になっています。社長の常に明るくエネルギッシュな人柄に私自身も元気をいただいております。是非皆さん一度足を運んでいただきたいです。
藁科社長（右）と担当古川
店舗情報
